○裳階(もこし) 裳は上代の女性が腰から下にまとった服、転じて、建築では建物の下につける飾りをいう。 通常は、本来の屋根の下にもう一重屋根をかける形が多い。 外観は二重(2階建)に見えるが、建物としては一重(1階建)である。 建物を風雨から保護する目的から、外観の優美さの効果もあり多く用いられている。 本堂、仏殿、観音堂などの堂宇の他、五重塔(六重搭にみえる)などの搭にもみられる。
本堂 本堂 仏殿 仏殿 観音堂 善光寺(長野) 金峯山寺(奈良) 建長寺(鎌倉) 瑞龍寺(富山) 永保寺(岐阜)
阿弥陀堂 大仏殿 法堂 講堂 五重塔 法界寺(京都) 東大寺(奈良) 建仁寺(京都) 観世音寺(福岡) 海住山寺(京都)