TOP
金峯山寺(奈良)


金峯山寺 蔵王堂(本堂)


 金峯山寺(きんぷせんじ)は
奈良県吉野郡吉野町にある
金峰山修験本宗の総本山。

 金峯山は単独の峰ではなく
吉野山から大峯山系にかけて
の山岳霊場を包括した総称。
古来、桜の名所で名高い。

 開祖は役行者こと役小角
(えんのおづぬ)と伝わる。
修験道の根本道場。

 国宝の蔵王堂と呼ばれる
本堂は高さ28mの木造古建築で
東大寺大仏殿に次ぐ大堂という。

 蔵王堂には本尊の木造
金剛蔵王権現像三体を祀る。
通常秘仏であるが幸いにも
特別公開日で拝観。

 中尊の釈迦如来7.3m
左尊の弥勒菩薩5.9m、
右尊の千手観音菩薩6.1m。

 権現はその化身で過去・
現在・未来の三世にわたり
我々を救済するという。

 その巨大さと忿怒の
形相は青い顔など彩色の
鮮やかさもあり迫力満点
であり圧倒される。

 重層入母屋造りの
仁王門は日本屈指の山門で
国宝に指定されている。

金峯山寺 仁王門


所在地 奈良県吉野郡吉野町吉野山2498
山号 国軸山
宗派 金峯山修験本宗
寺格 総本山
本尊 金剛蔵王権現
開基 (伝)役小角
備考 神仏霊場巡拝の道第39番



TOP