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大善寺(六地蔵)・京都


大善寺(六地蔵) 寺標


 大善寺(だいぜんじ)は
京都市伏見区にある
浄土宗の寺院である。

 伏見から山科への道と
旧奈良街道(黄檗から宇治)
が交差する地点にあり
古来から交通の要衝にある。

 705年(慶雲2年)藤原
鎌足の子・定慧(じょうえ)が
創建したと伝える。

 小野篁が一本の桜樹から
刻んだ6体の地蔵菩薩像を
祀っていたことから、通称
「六地蔵」と呼ばれる。

 その後、平清盛が西光
法師に命じ都への主要街道
の入口に残り5体を分祀。

 地蔵堂には残った
1体が安置されている。
右手に錫状、左手に宝珠を持つ。

 大善寺から分祀の5体と
合わせ6体の地蔵尊を
巡拝する「六地蔵巡り」の
風習が生まれる。

 因みに六地蔵は次の通り。
1番・大善寺(伏見地蔵)-奈良街道 
2番・浄禅寺(鳥羽地蔵)-西国街道
3番・地蔵寺(桂地蔵)-丹波街道
4番・源光寺(常盤地蔵)-周山街道
5番・上善寺(鞍馬口地蔵)-鞍馬街道
6番・徳林庵(山科地蔵)-東海道


大善寺(六地蔵) 地蔵堂


所在地 京都市伏見区桃山町西町24
山号 法雲山
宗派 浄土宗
本尊 阿弥陀如来
創建年 705年(慶雲2年)
開基 定慧
通称 六地蔵
備考 京都十三仏霊場5番
京都六地蔵1番



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