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徳林庵(京都)


徳林庵 地蔵堂


 徳林庵(とくりんあん)は
京都市山科区にある
臨済宗南禅寺派の寺院である。

 一帯は四ノ宮といわれ
「四ノ宮地蔵」とも呼ばれる。

 四ノ宮は仁明天皇の
第4皇子・(四ノ宮)
人康(さねやす)親王の
山荘があった地に由来する。

 1550年(天文19年)
南禅寺260世・雲英正怡
禅師が親王の菩提を弔うため
開創したのが起源とされる。

 親王は失明、琵琶の名手で、
この地は、盲目の「琵琶法師
の聖地」とも云われる。

 地蔵堂には地蔵菩薩が
安置されている。
木造彩色、右手に錫状、
左手に宝珠を掲げる。

 小野篁が木幡山の一本の
桜から六体の地蔵尊像を
刻んだとされ京都六地蔵
の起源となっている。

 地蔵菩薩は「山科地蔵」として
京都六地蔵巡り第6番である。

 地蔵堂の裏手に6体の
「わらべ地蔵」がある。
一番右の地蔵は琵琶を持つ。


徳林庵 わらべ地蔵


所在地 京都市山科区四ノ宮泉水町16
山号 柳谷山
宗派 臨済宗南禅寺派
本尊 地蔵菩薩
創建年 1550年(天文19年)
開基 雲英正怡禅師
別称 四ノ宮地蔵山科地蔵
備考 京都六地蔵巡り第6番



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