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百済寺(滋賀)


百済寺 山門


 百済寺(ひゃくさいじ)は
滋賀県東近江市にある
天台宗の寺院である。

 琵琶湖の東、鈴鹿
山脈の西山腹に位置し
西明寺、金剛輪寺と共に
「湖東三山」と呼ばれる。
  参考→西明寺金剛輪寺

 寺伝によれば、606年
(推古天皇14年)聖徳太子
の創建と伝える。

 湖東三山では最古である。
百済国の「龍雲寺」を
模して建立されたという。

 本尊の十一面観世音菩薩は
聖徳太子作と云われ
「植木観音」とも呼ばれる。

 龍雲寺と百済寺の本尊は
同一の巨木から彫られた
「同木二体」と伝えられる。

 平安時代には300余坊の
塔頭があり「湖東の小叡山」
と云われたとされる。

 仁王門は金剛力士像の
一対を向き合って安置する。
大草鞋に触れると無病長寿
のご利益があるという。

 信長の焼き討ちで焼失。
入母屋造、檜皮葺の本堂は
1650年(慶安3年)の再興。


百済寺 本堂


所在地 滋賀県東近江市百済寺町323
山号 釈迦山
宗派 天台宗
本尊 十一面観世音菩薩
創建年 (伝)606年(推古天皇14年)
開基 (伝)聖徳太子
備考 湖東三山



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