感応寺(鹿児島)
感応寺(かんのうじ)は
鹿児島県出水市にある
臨済宗相国寺派の寺院である。
鶴の渡来地で知られる
出水市の野田麓にある。
肥薩おれんじ鉄道「野田郷」駅
から徒歩7分ほどの所にある。
1194年(建久5年)、島津
忠久が家臣・本田貞親に
命じて、栄西を開山として
創建したと云われる。
薩摩最古の禅宗寺院。
全国でも開創の早い禅寺で
日本の禅宗の草分け的
存在の一つである。
栄西はその後、寿福寺
(鎌倉)、建仁寺(京都)を
開山して、日本臨済宗の
祖となっている。
参考→寿福寺、建仁寺
島津氏の菩提寺となり
「五廟社」には忠久、忠時、
久経、忠宗、貞久の島津氏
初代から5代までの墓がある。
廃仏毀釈で廃寺となるが
1888年(明治13年)に再興。
栄西は中国より茶を持ち
帰り茶祖として知られる。
毎年、茶業関係者による
献茶法要が行われる。
所在地 |
鹿児島県出水市野田町下名5735 |
山号 |
鎮国山 |
宗派 |
臨済宗相国寺派 |
本尊 |
十一面千手観音 |
創建年 |
1194年(建久5年) |
開基 |
島津忠久 |
備考 |
島津氏の菩提寺 |
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