延命寺(東京)
延命寺(えんめいじ)は
東京都荒川区にある
浄土宗の寺院である。
JR常磐線・東京メトロ
日比谷線ともに「南千住」駅
より徒歩1分ほどの所にある。
両国の回向院から独立
した小塚原回向院が、さらに
1982年(昭和57年)独立し
延命寺になったとされる。
参考→回向院、小塚原回向院
当時、国鉄の常磐線建設
での分断によるもので
境内に延命地蔵菩薩が立ち
寺号は地蔵尊名によるという。
地蔵尊は花崗岩27個で
構成され高さが約3.6メートル
(1丈2尺)の坐像である。
小塚原刑場の刑死者
の菩提を弔うために
1741年(寛保元年)建立
されたと云われる。
小塚原刑場は品川の
鈴ヶ森と並び江戸の刑場で
磔・斬罪・獄門など多くの
刑が執行されたという。
奥州街道沿いで目立ち
血生臭い地に立つことから
「首切り地蔵」と呼ばれるも
穏やかな像容である。
所在地 |
東京都荒川区南千住2-34-5 |
山号 |
豊国山 |
宗派 |
浄土宗 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
創建年 |
1982年(昭和57年) |
備考 |
首切り地蔵 |
|