回向院（東京）

回向院　山門

　回向院（えこういん）は
東京都墨田区にある
浄土宗の寺院である。

　JR総武線「両国」駅から
徒歩3分ほどの所にあり
別称、両国回向院ともいう。

　また、小塚原回向院に対し
本所回向院とも呼ばれる。
　　参考→小塚原回向院

　1657年（明暦3年）明暦の
大火、いわゆる振袖火事
の犠牲者の慰霊のために
創建されたとされる。

　焼死者は10万8千人にも
及び、当時の将軍・徳川
家綱の幕命により、当初は
「万人塚」と呼ばれたという。

　「有縁・無縁に関わらず、
人・動物に関わらず、生ある
すべてを供養する」との理念
から多くの供養塔がある。

　盗賊・ねずみ小僧の墓は
小塚原回向院にあるが
当寺院にも劇場関係者が建立
した供養塔がある。

　境内で勧進相撲が興行され
大相撲の起源とされる。参道に
相撲協会造立の「力塚」がある。

　両国国技館で大相撲興行の
最中、界隈は大賑わいであった。

回向院　力塚