大勧進(長野)
大勧進(だいかんじん)は
長野県長野市にある
天台宗の大本山である。
善光寺の山内25ヶ院
の本坊であり、善光寺の
山門に向かって西側にある。
参考→善光寺
勧進は仏教僧が衆庶の
救済のための布教活動であり
それを寺名にしている。
庶民への勧誘策進の他
寺院・仏像などの造・修復
の浄財寄付活動もある。
中世以降は後者の寄付を
勧める行為が主力となる。
大勧進はその元締め的存在。
大勧進の住職は貫主
(かんす)と呼ばれる。
大本願の上人(しょうにん)
と共に善光寺住職を兼ねる。
参考→大本願
貫主は代々、比叡山
延暦寺から推挙の慣習がある。
本堂の萬善堂は11間4面
本尊・善光寺如来を祀る。
大門の扁額「大勧進」は
中国・清の閔鶚元氏の筆という。
護摩堂には智証大師作
と伝える不動尊を安置する。
宝物館は史料、宝物を展示する。
所在地 |
長野県長野市元善町492 |
宗派 |
天台宗 |
寺格 |
大本山 |
本尊 |
善光寺如来 |
備考 |
善光寺25ヶ院の本坊 |
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