滋賀院門跡(滋賀)
滋賀院門跡
(しがいんもんぜき)は
滋賀県大津市坂本にある
天台宗の寺院である。
比叡山延暦寺の本坊
(総里坊)で、里坊を
代表する門跡寺院である。
参考→比叡山、延暦寺
1615年(元和元年)
天海が後陽成天皇から
京都法勝寺を下賜され
建立したと云われる。
1655年(明暦元年)
後水尾上皇から「滋賀院」
の号を賜ったとされる。
江戸時代末まで
天台座主となった皇族代々
の居所となり、滋賀院門跡
と呼ばれる。
坂本の里坊には穴太(あのう)
衆積みの石垣が多く見られるが
中でも滋賀院門跡は立派な
石垣と白壁に囲まれている。
正面の勅使門(御成門)は
門跡寺院の風格がある。
広大な境内は内仏殿・宸殿・
書院・庫裏などが並ぶ。
宸殿の西側の池泉回遊式
庭園は将軍家光の命による
小堀遠州の作庭と伝える。
国の名勝に指定されている。
所在地 |
滋賀県大津市坂本4-6-1 |
宗派 |
天台宗 |
本尊 |
薬師如来 |
創建年 |
1615年(元和元年) |
開山 |
天海 |
備考 |
比叡山延暦寺の本坊 |
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