善能寺(京都)
善能寺(ぜんのうじ)は
京都市東山区にある
真言宗泉涌寺派の寺院である。
泉涌寺の塔頭寺院の一つで
来迎院の向かい側にある。
参考→泉涌寺、 来迎院
創建は定かでないが
823年(弘仁14年)
空海により開創されたことに
始まるといわれる。
元西八条猪熊二階堂町
にあり、平城天皇の勅願寺
であったともいう。
その後、1551年
(天文20年)後奈良天皇の
命により泉涌寺山内の
現在地に移されたといわれる。
祥空殿は、1971年
(昭和46年)の航空機
「ばんだい号」墜落事故の
遺族の寄進により建立。
犠牲者の冥福と航空機
事故の絶無を祈願したもので
本尊の聖観音菩薩が
安置されている。
本尊は国稲荷神の本地仏
としての信仰がある。その周りを
犠牲者の位牌が囲む。
池泉式庭園の「遊仙苑」は
重森三玲の作庭と云われる。
所在地 |
京都市東山区泉涌寺山内町34 |
宗派 |
真言宗泉涌寺派 |
本尊 |
聖観音菩薩 |
備考 |
泉涌寺塔頭寺院
洛陽三十三所観音霊場第18番 |
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