大聖寺(京都)
大聖寺(だいしょうじ)は
京都市上京区にある
臨済宗の寺院である。
天皇家ゆかりの御寺御所
(おてらごしょ)ともいわれる
尼門跡寺院、足利義満の
「花の御所」跡に立つ。
1382年(永徳2年)
無相定円禅尼が亡くなった後
住まいであった花の御所内の
岡松殿を寺にしたのが始まりという。
禅尼は足利義満正室・
日野業子の叔母であり
光厳天皇の妃である。
寺号は禅尼の法名に因む。
正親町天皇の皇女の入寺の際
尼門跡第一位の綸旨を受ける。
2位は宝鏡寺、第3位は曇華院。
参考→宝鏡寺、曇華院
光格天皇の皇女まで
歴代24代の内親王が入寺。
本堂は東京青山御所より
大正天皇の后・貞明皇后の
御殿を移築したもという。
本尊の釈迦如来像を安置する。
書院「宮御殿」には、襖絵
望月玉川筆の「秋草に鹿図」、
歴代皇女の御所人形などが残る。
「京の冬の旅」非公開文化財
特別公開中であった。
所在地 |
京都市上京区烏丸今出川上ル
御所八幡町109 |
山号 |
岳松山 |
宗派 |
臨済宗 |
本尊 |
釈迦如来 |
創建年 |
1382年(永徳2年) |
別称 |
御寺御所 |
備考 |
尼門跡寺院 |
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