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宝鏡寺(京都)


宝鏡寺 大玄関


 宝鏡寺(ほうきょうじ)は
京都市上京区にある
臨済宗単立の寺院である。

 歴代皇女ゆかりの
「人形寺」として親しまれる。

 尼五山第1位の景愛寺6世・
光厳天皇皇女・華林宮惠厳
禅尼により開山されたという。

 禅尼は御所の聖観音菩薩を
支院の建福尼寺に奉納安置、
後光厳天皇より宝鏡寺の号を
賜り改名したとされる。

 その聖観音菩薩が本尊で
伊勢の二見ヶ浦で漁網に
掛かったと云われ、膝に
宝鏡を持つ珍しいものである。

 後水尾天皇皇女の
久厳尼が入寺して以来
皇女の尼門跡寺院とされる。

 皇女へ御所から
人形が贈られてきたため
多くの人形が保存されおり
春秋には人形展が開催される。
 
 境内の「人形塚」は手に
宝鏡を持つ御所人形の姿で
台座の下に武者小路実篤の
詩が刻まれている。

 本堂に狩野探幽、書院に
円山応挙などの襖絵がある。


宝鏡寺 人形塚


所在地 京都市上京区寺之内通堀川東入百々町547
山号 西山
宗派 臨済宗単立
本尊 聖観音菩薩
開基 華林宮惠厳
別称 人形寺、 百々御所
備考 神仏霊場巡拝の道 第97番



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