大心院(京都)
大心院(だいしんいん)は
京都市右京区花園にある
臨済宗妙心寺派の寺院である。
退蔵院、桂春院などと同じく
妙心寺の塔頭寺院の一つである。
参考→妙心寺 退蔵院 桂春院
1479年(文明11年)
足利幕府の管領・細川政元が
景堂玄訥を開山として
創建したと云われる。
のち、天正年中に
細川幽斎(藤孝)により
妙心寺山内へ移転、中興。
妙心寺の塔頭になる。
本堂の南庭の「切石の庭」と
「方丈東庭」の二つの庭がある。
「方丈東庭」は通称「阿吽庭
(あうんてい)」とも呼ばれる。
「阿吽庭」は中根金作
による築山式枯山水庭園。
当院では石で仏、菩薩を象徴した
第二の本堂と位置づけている。
本堂と玄関は寛永年間
(1624-1643年)、書院は
1768年の建立、表門は
龍泉庵から移されたものという。
祖堂は1666年(寛文6年)
建立、その後、本山・妙心寺に
売却され2003年(平成15年)
に再び返却されたものと云われる。
所在地 |
京都市右京区花園妙心寺57 |
山号 |
正法山 |
宗派 |
臨済宗妙心寺派 |
本尊 |
釈迦牟尼 |
創建年 |
1479年(文明11年) |
開基 |
細川政元 |
備考 |
妙心寺塔頭 |
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