来迎院(京都・大原)
|
山門 |
来迎院(らいごういん)は
京都市左京区大原にある
天台宗の寺院である。
小野山から南を流れる呂川、
北の律川に挟まれた地にある。
三千院からは呂川沿いに登る。
参考→三千院
仁寿年間(851~854年)
最澄の弟子・円仁により
声明道場として創建した
のに始まると伝える。
その後、1109年
(天仁2年)融通念仏の祖・
良忍が再興したとされる。
良忍は魚山流声明を確立、
勝林院とともに天台声明の
本山として歴史を刻む。
参考→勝林院
本堂には本尊・薬師如来像、
釈迦如来像、弥陀如来像の
三尊が安置されている。
三尊とも優雅な像容で
木像漆箔寄木造の藤原時代作、
国の重要文化財となっている。
脇侍として不動明王像、
毘沙門天像を祀る。
境内上には声明の音律と
同調して水音が消えたいう
「音無の滝」がある。
|
本堂(積雪の境内) |
所在地 |
京都市左京区大原来迎院町537 |
山号 |
魚山 |
宗派 |
天台宗 |
本尊 |
薬師如来 |
開基 |
円仁 |
再興 |
良忍 |
備考 |
天台声明の本山 |
|