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勝林院(京都)


勝林院 本堂


 勝林院(しょうりんいん)は
京都市左京区大原にある
天台宗の寺院である。

 三千院の北に位置し
三千院の門前を通り未明橋を
渡ると突き当たりにある。
  参考→三千院

 835年(承和2年)円仁が
天台声明(しょうみょう)の
根本道場として創建
したと伝わる。

 その後一時衰退するが
1013年(長和2年)寂源
により再興されたと云われる。

 「勝林」は祇園精舎と
同じ意味ともつという。

 声明の地に流れる
呂川と律川の二つの川
の名を冠した「呂律」。

 「呂律(ろれつ)が回らない」は
呂と律の音階が合わない事
から派生しとも云われる。

 1186年(文治2)
顕真と法然との宗論の舞台
「大原問答」でも知られる。

 本堂は風格のある天台伽藍、
本尊の阿弥陀如来を安置する。

 鐘楼の梵鍾は平安時代作と
云われ重要文化財である。

勝林院 鐘楼


所在地 京都市左京区大原勝林院町1187
宗派 天台宗
本尊 阿弥陀如来
創建年 835年(承和2年)
開基 円仁
備考 法然上人二十五霊跡第21番



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