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宝泉院(京都)


宝泉院 山門


 宝泉院(ほうせんいん)は
京都市左京区大原勝林院町にある
天台宗の寺院である。

 勝林院の僧坊、
声明研究の専門学院として
創建したと云われる。
  参考→勝林院

 声明(しょうみょう)は
仏教の儀式音楽で、特に
天台声明は歴史も古く
声明の修学地として知られる。

 山門を潜ると樹齢700年
の「五葉の松」がある。
近江富士を型どったと云われ
京都市指定の天然記念物。

 書院の廊下の天井は
伏見城で鳥居元忠・将士が
最後に自刃した床板を使用。

 養源院と同じく
血の痕の染みが見える
「血天井」で知られる。
  参考→養源院

 鶴亀庭園は、池の形が鶴、
築山が亀、山茶花の古木を
蓬莱山とみる名園である。

 石盤はサヌカイトという
美しい音が出る石である。

 明治時代の住職、声明の大家
でもある深達僧正が音律を
調べるために愛用したという。

宝泉院 五葉松


所在地 京都市左京区大原勝林院町187
宗派 天台宗
備考 勝林院僧坊



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