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妙法院(京都)


妙法院 門より庫裏(国宝)


 妙法院(みょうほういん)は
京都市東山区にある
天台宗の寺院である。

 創建については
時期など定かではないが
比叡山上の坊が起源で
初代門主は最澄とされる。

 平安後期、後白河法皇
の時代に洛中に移転。
焼失もあり、近世初期に
現在地に移ったとされる。

 皇族・貴族の子弟が
歴代住持となる「門跡」で
青蓮院、三千院と共に
「天台三門跡」とされる。
  参考→三千院

 庫裡は豊臣秀吉が
大仏殿方広寺の落成の際
「千僧供養」の台所
として使用されたという。
  参考→方広寺

 桃山時代の代表的な遺構、
台所としては豪壮な建物で
国宝に指定されている。

 また、国宝としては
羊皮紙に秀吉宛に書かれた
ポルトガル国印度副王信書がある。

 大書院、玄関には
狩野永徳などの障壁画がある。

 本堂には本尊の
普賢菩薩が安置されている。
毎月14日に開扉される。


妙法院 本堂


所在地 京都市東山区妙法院前側町447
宗派 南叡山
宗派 天台宗
本尊 普賢菩薩
備考 門跡寺院



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