第三結集
アショーカ王の時代に
第三結集が行われる。
釈迦入滅後の第一結集、
戒律を巡り分裂の引き金
となった第二結集に続き
3回目の結集である。
参考→第一結集、第二結集
第二結集からアショーカ
王の時代まで、分裂は元に
戻らず部派の分裂は進む。
律の緩和により比丘や
在家信者の精神が荒廃
するものも現れる。
経の解釈を恣意的に
改変、衰退する部派も出現。
仏教に帰依した王は
事態を憂慮し第三結集を
呼びかける。
上座部は積極的に協力。
同部のモッガリプッタ・
ティッサ長老が議長となる。
その記録では華氏城で
1000人の比丘を集めて
行われたという。(千人結集)
他の部派によれば
500人という伝承もある。
経と律の再確認だけでなく
この時初めて、論蔵である
アビダルマの編纂が明記される。
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