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白水阿弥陀堂(福島)


白水阿弥陀堂 阿弥陀堂


 白水阿弥陀堂
(しらみずあみだどう)は
福島県いわき市にある
真言宗智山派の寺である。

 JR常磐線「内郷」駅から
車で8分程の所にある。

 1160年(永暦元年)
岩城国守・岩城則道の妻・
徳尼が夫の供養のために
創建したと云われる。

 徳尼は藤原清衡の娘で
平泉の毛越寺・金色堂
に倣って建立したという。
  参考→毛越寺

 「白水」の名も平泉の
「泉」を二字に分解した
とも伝えられている。
正式寺号は「願成寺」。

 阿弥陀堂は柿葺、
方三間の単層宝形造で
平安末期の建立、福島県
唯一の国宝である。

 堂内に本尊・阿弥陀
如来、観世音・勢至菩薩
立像の両脇侍などを安置
する。いずれも重文。

 平泉と同様、浄土
庭園がある。領域は
「白水阿弥陀堂境域」
として国の史跡。


白水阿弥陀堂 浄土庭園


所在地 福島県いわき市内郷白水町広畑219
山号 菩提山
宗派 真言宗智山派
本尊 阿弥陀如来
創建年 1160年(永暦元年)
開基 徳姫
備考 磐城三十三観音4番



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