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禅林寺(長崎)



禅林寺 本堂


 禅林寺(ぜんりんじ)は
長崎県長崎市にある
臨済宗の寺院である。

 石畳が続く寺町を
興福寺を過ぎ暫く行くと
右手の一角にある。
  参考→興福寺

 1644年(正保元年)
禅僧・石峯租芳が
創建したと云われる。

 石峯は長崎奉行所の
書物改の役を命ぜられ
功労があったとされる。

 その功により、奉行・
馬場三郎衛門が一寺の
創建を許可したという。

 この地は唐通事・穎川
官兵衛の別荘であったが
石峯に寄付したと云われる。

 その後、伏見宮家より
祈願所に指定される。現在は
山門、鐘楼、庫裡を除き
当時の建物は存在しない。

 新本堂は鉄筋コンクリート
造り二階建て、その脇に
鐘楼がある。その奥は
旧本堂跡の空き地である。

 蘇州土による亀山焼き
什物など70点余りが
保存されているという。


禅林寺 鐘楼


所在地 長崎県長崎市寺町7-14
山号 河東山
宗派 臨済宗
本尊 如意輪観音菩薩
創建年 1644年(正保元年)
開基 石峯租芳
備考 蘇州土亀山焼き



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