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興福寺(長崎)



興福寺 山門


 興福寺(こうふくじ)は
長崎県長崎市寺町にある
黄檗宗の寺院である。

 奈良の興福寺と同名の
日本最古の黄檗宗の寺院。
  参考→興福寺(奈良)

 1624年(寛永元年)
中国僧・真円が航海安全を
祈願し結んだ小庵が
始まりと云われる。

 隠元禅師が初めて
日本に来て住持した
初登の聖地、日本黄檗宗
発祥の地とされる。

 大雄宝殿(本堂)は、
中国南方建築の代表作で
国宝に指定されている。

 本堂には本尊・釈迦
如来像を安置する。また、
隠元禅師筆という扁額
「大雄宝殿」を掲げる。

 媽祖堂には航海の守護神
・媽祖(まそ)を祀る。
庫裡入口の魚板(魚鼓)は
木魚の原型とされる。

 二階建ての鐘鼓楼は
上階は梵鐘を吊り太鼓を置き
下階は禅堂となっている。

 朱丹色塗りの山門より
「あか寺」で親しまれる。


興福寺 大雄宝殿(本堂)


所在地 長崎県長崎市寺町4-32
山号 東明山
宗派 黄檗宗
本尊 釈迦如来
創建年 1624年(寛永元年)
開基 真円
別称 あか寺
備考 隠元禅師のゆかりの寺


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