延命寺（長崎）

延命寺　山門

　延命寺（えんめいじ）は
長崎県長崎市にある
真言宗の寺院である。

　寺町通りにあり
風頭山を背負い、北側を
興福寺と接する。
　　参考→興福寺

　1616年(元和2年)
備前岡山の真言僧・
龍宜和尚が開創した
と云われる。

　和尚は布教のため
長崎に訪れていたが
当時、長崎では新種の
疫病が流行していたという。

　そこで、疫病平癒の
祈願をしたところ
御利益があり長崎奉行
の依頼で常駐することに。

　疫病平癒と合わせて
港を出入りする船舶の
海上安全を祈願するために
建立したと云われる。

　長崎界隈総祈願所
となり、その後も奉行所
との親交を篤くする。
　
　山門は木造瓦葺単層
切妻造、門の扉は長崎
奉行所立山役所の大門を
下賜されたものという。

延命寺　本堂