摩尼寺(鳥取)
摩尼寺(まにじ)は
鳥取県鳥取市にある
天台宗の寺院である。
摩尼山の中腹にあり
大山寺と共に鳥取県の
天台宗の拠点とされる。
摩尼山は、古来、亡者
の霊魂が集まる場所として
信仰されていたと云われる。
創建は定かでないが
平安時代初期、湖山長者
による伝承がある。
しかし、実質的には
承和年間(834年頃)
円仁(慈覚大師)による
開山が起源とみられる。
鳥取城の鬼門にあたり
歴代鳥取藩主から庇護、
栄えたと云われる。
仁王門は入母屋造り、
楼門建築の貴重な遺構で
県指定保護文化財である。
麓から仁王門を経て
本堂(千徳殿)まで300余り
の急な石段を登る。
十王堂と三祖堂、奥に
善光寺分身如来を祀る
如来堂がある。暗闇の中、
戒壇めぐりも体験。
参考→善光寺
所在地 |
鳥取県鳥取市覚寺624 |
山号 |
喜見山 |
宗派 |
天台宗 |
本尊 |
帝釈天 |
開山 |
伝)円仁(慈覚大師) |
備考 |
中国三十三観音特別霊場 |
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