中尊寺(岩手)
中尊寺(ちゅうそんじ)は
岩手県西磐井郡にある
天台宗の東北大本山である。
平安時代、京都に匹敵
する発展を遂げた平泉にあり
毛越寺と共に世界遺産に
登録されている。
参考→毛越寺
寺伝によれば、850年
(嘉祥3年)、円仁 (慈覚大師)
による開創と伝える。
その後、12世紀はじめ
奥州藤原氏初代清衡により
大規模な堂塔が造営される。
金色堂は経蔵とともに
創建当初からの遺構である。
堂内外は金箔の「皆金色」
巻柱、螺鈿、漆の蒔絵など
工芸技術の粋が結集されている。
須弥壇上に阿弥陀3尊像、
6地蔵菩薩、2天王立像が並ぶ。
須弥壇内には清衡と2代基衡、
3代秀衡の遺体を安置する。
宝物殿「讃衡蔵」には
仏像・経典など国宝・重要
文化財の多くが収蔵されている。
4代・泰衡の時代に
源頼朝により滅ぼされるまで
100年にわたり栄華を極めた
奥州藤原氏ゆかりの寺である。
所在地 |
岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202 |
山号 |
関山 |
宗派 |
天台宗 |
寺格 |
東北大本山 |
本尊 |
釈迦如来 |
創建年 |
(伝)850年(嘉祥3年) |
開山 |
(伝)円仁(慈覚大師) |
備考 |
奥州藤原氏ゆかりの寺 |
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