西國寺(広島)
西國寺(さいこくじ)は
広島県尾道市にある
真言宗醍醐派の大本山。
千光寺、浄土寺と共に
尾道三山といわれる。
参考→千光寺、浄土寺
愛宕の山腹にあり、境内
の平地面積は15,700㎡という。
伽藍の規模は西国一との
意を込めて西國寺と名付けたと
いわれる。確かに広い境内に
多くの伽藍が並ぶ。
創建は定かでないが
寺伝によれば、奈良時代、
天平年間(729年-749年)
行基の開創と伝える。
仁王門には2メートルの
大草鞋が吊されている。
寺のシンボルとして名高い。
108段の石段を登ると
金堂・三重塔・大師堂・不動堂・
持仏堂等の堂宇が並ぶ。
金堂は和様を基調とした
折衷様式で本尊・木造の
薬師如来坐像を安置する。
秘仏で国の重要文化財である。
三重塔は重量感ある
純和様、足利6代将軍・
義教が建立したと云われる。
所在地 |
広島県尾道市西久保町29-27 |
山号 |
摩尼山 |
宗派 |
真言宗醍醐派 |
寺格 |
大本山 |
本尊 |
薬師如来坐像 |
開基 |
(伝)行基 |
正式名 |
摩尼山 総持院 西國寺 |
備考 |
三十三観音霊場特別霊場 |
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