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宋仙寺(京都)


宋仙寺 門標


  宗仙寺(そうせんじ)は
京都市下京区にある
曹洞宗の寺院である。

 五条通下る高倉通・
冨小路通界隈の一角にある。

 創建は定かでないが
一帯は光源氏のモデル
とされる源融の河原院
跡地と云われる。

 平安時代、源融が邸宅・
河原院で塩焼をし、詩歌
や管弦を楽しんだという。

 境内には源融の
念持仏と伝わる
荼枳尼天(だきにてん)
を祀る社がある。

 江戸時代には曹洞宗
本山の永平寺に代わり
宮中に参内を許された
役寺(やくじ)だったという。

 天寧寺、慈眼寺と共に
道元が創建したという
曹洞宗洛中三ヶ寺の一つに
数えられている。
  参考→天寧寺

 有栖川宮家7代の時、
有栖川宮家祈願所になる。

 書院は桃山建築で
狩野永徳筆と伝わる襖絵がある。
(京都国立博物館で保管)


宋仙寺 境内


所在地 京都市下京区高倉通五条下る堺町38
山号 太平山
宗派 曹洞宗
本尊 釈迦如来
備考 曹洞宗洛中三ヶ寺



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