専定寺(京都)
専定寺(せんじょうじ)は
京都市東山区にある
浄土宗西山禅林寺派の寺院。
方広寺近くにある。
参考→方広寺
創建は定かでないが
1200年代初期に専定
(せんじょう)法師が
開創したと云われる。
寺伝では、法師が
木陰で休んでいると
2羽の烏が梢にとまる。
烏は「今日は、蓮生坊
(熊谷直実)の極楽往生
の日」と知らせる。
不思議に思い、庵を
訪ねると直実はその時刻に
亡くなっていたという。
法師は仏法有縁の地に
草庵を結んだと伝える。
このような伝承により
通称、「烏寺」と呼ばれる。
かつては境内の松の梢に
土焼の烏が置かれ、大仏
(方広寺)七不思議の
一つに数えられていたという。
本堂には秘仏の本尊・
阿弥陀如来坐像を安置する。
後白河法皇の念持仏で
あったと云われる。
所在地 |
京都市東山区正面通本町本町
東入本町4-145 |
山号 |
熊谷山 |
宗派 |
浄土宗西山禅林寺派 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
開基 |
専定法師 |
通称 |
烏寺 |
備考 |
京都四十八願寺第43番 |
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