大立寺(京都)
大立寺(だいりゅうじ)は
京都市山科区にある
日蓮宗の寺院である。
安朱東海道町の一角
高台の坂の途上にある。
創建は定かでないが
1600年(慶長5年)頃
圓通院日純上人によって
開創されたといわれる。
上人は京都・松ヶ崎の
涌泉寺の2祖であり、また
立本寺の第13世ともいう。
参考→立本寺
同じ山科の地にある
近くの毘沙門堂とは
親交があり関係が深い。
参考→毘沙門堂
本堂正面に掲げる
「圓通殿」の額は毘沙門堂
準后宮門主の真筆とされる。
山門は毘沙門堂より
下賜され移築されたものという。
瓦に16弁菊の紋章がある。
日蓮聖人550遠忌に当たり
毘沙門堂門主より菊御紋入
釣提灯などにつけて免状写御
が下賜されたと云われる。
以来、当寺の日蓮聖人像に
16弁菊紋章付き袈裟の
着用が許されたという。
所在地 |
京都市山科区安朱東海道町56 |
山号 |
長唱山 |
宗派 |
日蓮宗 |
本尊 |
釈迦如来坐像 |
開基 |
日純上人 |
備考 |
毘沙門堂と親交 |
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