TOP
毘沙門堂(京都)


毘沙門堂 仁王門


 毘沙門堂(びしゃもんどう)は
京都市山科区にある
天台宗の寺院である。

 山科盆地の北端にあり
天台宗五箇室門跡のひとつで
格式と山寺の趣きを合わせ持つ。

 703年(大宝3年)
文武天皇の勅願により
行基により開創した
出雲寺に始まると伝える。

 その後、荒廃するが
鎌倉時代初期に平親範が
平家ゆかり3寺を合併して
再興したとも云われる。

 後西天皇の皇子・
公弁法親王が入寺して以来
門跡寺院となる。

 急な石段の上の仁王門は
本堂への表門にあたり
阿吽の2天像を安置する。

 本堂は単層入母屋造、
桃山風の彩色彫刻が目を引く。

 本堂には本尊の秘仏・
毘沙門天像を祀る。
伝教大師作と伝える。
京都七福神の一つ。

 宸殿の襖絵は狩野探幽の
養子・狩野益信の作とされる。
逆遠近法で知られる。


毘沙門堂 本堂


所在地 京都市山科区安朱稲荷山町18
山号 護法山
宗派 天台宗
本尊 毘沙門天
創建年 703年(大宝3年)
開基 行基
別称 毘沙門堂門跡
備考 京都七福神



TOP