霊源寺（京都）

霊源寺　山門

　霊源寺(れいげんじ)は
京都市北区にある
臨済宗単立系の寺院である。

　西方寺と同じく、五山
送り火の船山の麓にある。
　　参考→西方寺

　1636年（寛永13年）
後水尾上皇の勅願により
仏頂国師（一絲文守）上人
を開山として創建される。

　霊源庵と呼ばれたが
1666年（寛文6年）
上皇より勅額を賜り
霊源寺に改められたという。

　1671年（寛文11年）
御所の清涼殿の用材を賜り
仏殿が建立されたと伝える。

　霊元上皇の勅願所となり、
朝廷との関係を深める。

　仏殿には本尊・釈迦
如来像を祀る。また後水尾
上皇、開山の仏頂国師像
なども安置されている。

　仏頂国師が岩倉家の出身
であることから岩倉具視が
当寺院で出家、隠棲した
と云われる。

　山門前に岩倉具視の旧跡の
石標があり、また、境内に
具視の歯牙塚がある。

霊源寺　境内