西方寺(京都)
西方寺(さいほうじ)は
京都市北区にある
浄土宗の寺院である。
東には比叡山、南東には
大文字山が見晴らせる。
西賀茂・舟山(ふなやま)
の麓にあり、五山送り火の
一つ「船形万燈籠」が点火
されることでも知られる。
創建は定かでないが
承和年間(834-848年)に
円仁・慈覚大師により
開創されたと伝える。
当初は天台宗であったが
鎌倉時代、六斎念仏の道空
(どうくう)上人が中興し
浄土宗に改められる。
以後、六斎念仏の寺
として知られ、送り火の後
境内で六斎念仏が行われる。
鉦や太鼓を使って念仏を
唱える古態を伝え、重要無形
民族文化財に指定されている。
境内には神道研究家・
イギリス人のリチャード・
ポンソンビーの碑が立つ。
また、料理人・陶芸家
の北大路魯山人の墓、
歌人・陶芸家の大田垣蓮月尼
などの墓もある。
所在地 |
京都市北区西賀茂鎮守菴町50 |
山号 |
来迎山 |
宗派 |
浄土宗 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
開基 |
(伝)円仁 |
備考 |
五山送り火(船形) |
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