慈眼堂(滋賀)
慈眼堂(じげんどう)は
滋賀県大津市坂本にある
天台宗の寺院である。
滋賀院門跡の裏手にある
天海を祀る廟所で知られる。
参考→滋賀院門跡
天海は慈眼という称号を
諡られ慈眼大師と呼ばれる。
信長の比叡山焼打ち後の
復興に務め、また東の叡山・
寛永寺の開祖でもある
徳川家康・秀忠・家光
の三代の将軍に仕え
「黒衣の宰相」とも云われた。
1644(寛永21年)
家光の命で建立されたという。
山門を潜ると石畳と苔、
堂前の両側に並び立つ
石灯籠の姿が印象的である。
堂の左手には多くの
石塔婆などが並び壮観である。
歴代天台座主の墓や
後陽成天皇・後水尾天皇・
徳川家康の廟塔がある。
また、鎌倉時代の桓武
天皇の供養塔をはじめ、
紫式部、清少納言、和泉式部
などの供養塔もある。
所在地 |
滋賀県大津市坂本4-6-33 |
宗派 |
天台宗 |
本尊 |
慈眼大師坐像 |
創建年 |
1644(寛永21年) |
備考 |
慈眼大師・天海の廟所 |
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