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北向山不動院(京都)


北向山不動院 山門


  北向山不動院
(きたむきざんふどういん)は
京都市伏見区にある
天台宗系の単立寺院である。

 鳥羽離宮跡にあり
近くには安楽寿院がある。
  参考→安楽寿院

 1130年(大治5年)
鳥羽上皇の勅願により
興教(こうきょう)大師を
開山に創建したとされる。

 北の方角にある都を
鎮護するため北に向けて
不動明王を安置している。

 上皇から「北向山不動院」
の名を賜り勅願所となる。
「北向のお不動さん」
「北向不動」とも呼ばれる。

 本堂は1712年(正徳2年)
東山天皇の旧殿を賜り
移築されたと云われる。

 本尊の不動明王は
大師自らが仏師・康助に
刻ませたものとされる。

 二品済深親王の銘の
ある梵鐘は名士・名越浄味
(なごしじょうみ)作という。

 鳥羽上皇の誕生日・
正月16日には大護摩
法要が行われる。


北向山不動院 本堂


所在地 京都市伏見区竹田浄菩提院町61
山号 北向山
宗派 単立(天台宗系)
本尊 不動明王
創建年 1130年(大治5年)
開山 興教大師
備考 近畿36不動尊第22番霊場



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