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安楽寿院(京都)


安楽寿院 山門


 安楽寿院(あんらくじゅいん)は
京都市伏見区竹田にある
真言宗智山派の寺院である。

 京都市南郊にあり
付近一帯は白河上皇が
造営した院政の舞台・
鳥羽離宮の跡地である。

 1137年(保延3年)
鳥羽離宮に鳥羽上皇が
建立した一宇が起源とされる。

 最盛期には寺領は膨大で
32国63カ荘にも及んでいたが
応仁の乱の兵火で衰亡。

 境内には書院・庫裏、
大師堂、阿弥陀堂などがあるが
いずれも近世以降の建立。

 書院・庫裏は同じ建物で
1795年(寛政7年)の建立。
元は塔頭寺院「前松院」という。

 大師堂は1596年(慶長元年)
阿弥陀堂は1959年(昭和34年)
の再建で比較的新しい。

 本尊の阿弥陀如来坐像は
像高87.6cmの寄木造で
鳥羽上皇の念持仏と云われる。
重要文化財となっている。

 境内に接して鳥羽天皇と
近衛天皇の陵がある。
皇室ゆかりの寺院である。


安楽寿院 書院・庫裏


所在地 京都市伏見区竹田中内畑町74
山号 なし
宗派 真言宗智山派
本尊 阿弥陀如来
創建年 1137年(保延3年)
開基 鳥羽上皇
備考 皇室ゆかりの寺院



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