知恩寺（京都）

知恩寺　石標「百万遍念仏根本道場」

　 知恩寺（ちおんじ）は
京都市左京区にある
浄土宗の大本山である。

　百万遍知恩寺とも
単に百万遍とも呼ばれる。
寺名に由来する「百万遍」
交差点の北東に位置する。

　創建は定かでないが
第3代天台座主・慈覚大師
円仁が創建したと伝えられる。

　もとは賀茂社神宮寺として
今の相国寺付近にあったとされ
今出川の釈迦堂とも賀茂の禅坊
とも呼ばれていたという。

　法然が寺に入り念仏道場
として弟子の2世・源智が
寺名を「功徳院 知恩寺」
としたとされる。

　恩を知る寺「知恩寺」と
名付けられたといわれる。

　第8世善阿空円の時、
京都に疫病が蔓延し
七日念仏百万遍を行い
疫病が治ったという。

　この功績により後醍醐
天皇から「百万遍」の号が
下賜されたと云われる。

　知恩院と並ぶ浄土宗の名刹、
浄土宗四本山の一つである。
　　参考→知恩院

知恩寺　御影堂