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葉山観音(京都)


葉山観音 石標


  葉山観音(はやまかんのん)は
京都市左京区にある
臨済宗の寺院である。

 洛北の葉山の中腹に建つ。
詩仙堂からは北東へ200m
ほどの地点にある。
  参考→詩仙堂

 参道入口に「葉山馬頭
観世音」の石標がある。
 
 葉山観音は通称名で、
正式には「一灯寺(いっとうじ)」
といい修学院の林丘寺に属する。

 創建は定かでないが
元瑤(げんよう)禅尼が
葉山観音を信仰し
堂宇を整備したという。

 禅尼は第108代
後水尾天皇・皇女で
林丘寺の開創者でもある。

 観音堂には本尊の
三面馬頭観世音菩薩を安置する。
聖徳太子作とも云われ
毎月17、18日に開扉される。

 梅田雲浜(うんぴん)の
寓居跡でも知られる。
観音堂への石段のたもとに
「梅田雲浜旧蹟」の石碑がある。

 梅田雲浜は若狭小浜藩藩士、
尊皇攘夷派として安政の大獄で
捕らえられ獄死している。


葉山観音 観音堂


所在地 京都市左京区一乗寺葉山町6
宗派 臨済宗
本尊 三面馬頭観世音菩薩
正式名 一灯寺
備考 梅田雲浜の寓居跡



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