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詩仙堂(京都)


詩仙堂 表門(小有洞)


 詩仙堂(しせんどう)は
京都市左京区にある
曹洞宗の寺院である。

 詩仙堂は正しくは
凹凸窩(おうとつか)という。
起伏ある土地に建てた
住まいという意味である。

 詩仙堂は凹凸窩の一室、
「詩仙の間」に由来する。

 1641年(寛永18年)
徳川家の家臣・石川丈山
により造営された山荘・
草庵に始まるとされる。

 丈山は90歳で亡くなるまで
約30年隠棲したと云われる。

 竹藪に覆われた質素な
草庵風の表門「小有洞」を
進むと中門「老梅関」がある。

 「詩仙の間」には
中国の詩人36人の肖像が
壁に掲げてある。

 林羅山の意見を求め
選出した36人で狩野探幽・
尚信に描かせたという。

 「嘯月楼」は眺望が良い
3畳半の小楼である。

 南面の唐様庭園には
丈山考案という「鹿おどし」
と云われる僧都がある。


詩仙堂 嘯月楼


所在地 京都市左京区一乗寺門口町27
山号 六六山
宗派 曹洞宗
本尊 馬郎婦観音
創建年 1641年(寛永18年)
開基 石川丈山
備考 石川丈山の山荘跡



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