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天授庵(京都)


天授庵 門より庫裏


 天授庵(てんじゅあん)は
京都市左京区にある
臨済宗南禅寺派の寺院である。

 南禅寺境内にある
南禅寺の塔頭の一つである。
  参考→南禅寺

 南禅寺を開山した
無関普門(大明国師)の
開山塔と位置付けられる。

 1339年(暦応2年)
虎関師錬が光厳上皇から
無関普門の塔所建立の勅許を
得て翌年天授庵を建立。

 応仁の乱などで衰退、
1602年(慶長7年)
武将で歌人でも知られる
細川幽斎により再興される。

 本堂は柿皮葺屋根の建物で
内陣中央に開山・大明国師
等身大の木像を安置する。

 本堂襖絵は長谷川等伯筆で
重要文化財に指定されている。
等伯64歳晩年の傑作とされる。

 本堂の前庭(東庭)は
幾何学的に配置された石畳を
軸とする枯山水庭園である。

 また、書院南庭は中央に
池を配した回遊式庭園である。
南北朝時代の特色を備える。


天授庵 境内


所在地 京都市左京区南禅寺福地町86-8
宗派 臨済宗南禅寺派
開基 虎関師錬
中興 細川幽斎
備考 南禅寺塔頭



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