南禅院(京都)
南禅院(なんぜんいん)は
京都市左京区にある
臨済宗南禅寺派の寺院である。
南禅寺法堂の南方に
位置する南禅寺の別院である。
南禅寺の発祥地とされる。
参考→南禅寺
この地はかって亀山
天皇の離宮・禅林寺殿が
あった場所である。
1289年(正応2年)
天皇は禅宗に帰依し
離宮で出家して法皇となる。
さらに、1291年(正応4年)
亀山法皇は離宮を寄進して
禅寺とし東福寺の大明国師を
開山に迎えたと云われる。
応仁の乱などで荒廃、
5代将軍・徳川綱吉の母・
桂昌院により中興される。
亀山法皇廟所は法皇の
遺言により分骨された
遺骨が埋葬されている。
方丈は総桧の入母屋造
こけら葺きで桂昌院により再建。
亀山法皇木造を安置する。
池泉回遊式庭園は夢窓疎石
作庭といわれ、天竜寺庭園、
苔寺庭園とともに京都の
三名勝史跡庭園の一つとされる。
所在地 |
京都市左京区南禅寺福地町86 |
宗派 |
臨済宗南禅寺派 |
寺格 |
南禅寺別院 |
開基 |
亀山上皇 |
備考 |
南禅寺発祥の地 |
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