金地院(京都)
金地院(こんちいん)は
京都市左京区にある
臨済宗南禅寺派の寺院。
南禅寺境内南に位置する
南禅寺塔頭の一つである。
参考→南禅寺
創建は定かでないが
応永年間、将軍・足利
義持が大業徳基を開山に
創建したと云われる。
大業徳基は南禅寺
68世で北山に開創したが
慶長年間に以心崇伝により
現在地に移されたという。
崇伝は家康の信任が篤く
家康の死後、境内に
東照宮を建立し遺言により
家康の遺髪と念持仏を祀る。
また「黒衣の宰相」と呼ばれ
幕末まで金地院住持を務め
後水尾天皇より「円照本光
国師」の号を賜る。
方丈は崇伝が伏見桃山城
の一部を徳川家光から賜り
移築したもので、狩野探幽、
尚信の筆による襖絵がある。
「鶴亀の庭」は遠州作。
江戸初期の代表的な「枯山水
庭園」として名高い。
国指定特別名勝である。
所在地 |
京都市左京区南禅寺福地町86-12 |
宗派 |
臨済宗南禅寺派 |
本尊 |
地蔵菩薩 |
開基 |
足利義持 |
備考 |
南禅寺塔頭 |
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