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尊勝院(京都)


尊勝院 参道


 尊勝院(そんしょういん)は
京都市東山区にある
天台宗の寺院である。

 青蓮院の院家のひとつで
2004年より青蓮院門主が
住職を兼務している。
  参考→青蓮院

 華頂山の中腹に位置し、
境内から市街地を一望できる。
  
 平安時代末期、保延年間
(1136年とも)陽範阿闍梨が
比叡山横川に尊勝坊を開創
したことに始まるといわれる。

 変遷を経て現在地に移転。
天明の大火の際、後桜町上皇が
青蓮院の仮御所とするなど
青蓮院の院家筆頭の地位となる。

 本尊は元三大師で、別称
「元三大師堂」とも呼ばれる。

 元三大師は第18代天台座主・
良源の通称、最澄亡き後に
比叡山延暦寺を発展させた
天台宗中興の祖と云われる。

 正式の諡号は慈恵大師、
正月三日に亡くなった事から
元三大師と呼ばれる。
「おみくじ」の祖でも知られる。

 他に「粟田の庚申さん」
として親しまれる「庚申尊像」、
「米(よね)地蔵尊像」などを祀る。


尊勝院 本堂


所在地 京都市東山区粟田口三条坊町70
宗派 天台宗
本尊 元三大師(良源)
開基 陽範阿闍梨
別称 元三大師堂
備考 青蓮院の院家



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