得浄明院(京都)
得浄明院(とくじょうみょういん)は
京都市東山区にある
信州・善光寺大本願の京都別院。
京都・東山の知恩院西
の華頂通に面する尼寺である。
この地はもと知恩院入道親王
坐住の「華頂殿」の一部という。
参考→知恩院
1894年(明治27年)
善光寺大本願第117世・
誓圓尼(せいえんに)により
開山されたと云われる。
誓圓尼は伏見宮邦家親王
第3王女、幼名真喜宮である。
当時、信州までお参りするのは
大変ということで、この地に
創建したと云われる。
本尊は善光寺の一光三尊
阿弥陀如来の分身という。
中央の阿弥陀如来、右の
観音菩薩、左の勢至菩薩の
三尊が一つの舟形光背の中に
納まり一光三尊如来といわれる。
規模は小さいながら
堂宇は同じ造りになっている。
信州善光寺同様に戒檀巡りができる。
アヤメの中で一番早く咲き出す
「一初」など「花の寺」でも知られる。
「京の冬の旅」非公開文化財
特別公開中であった。
所在地 |
京都市東山区林下町459 |
山号 |
本覚山 |
本尊 |
一光三尊阿弥陀如来 |
創建年 |
1894年(明治27年) |
開山 |
誓圓尼 |
通称 |
花の寺 |
備考 |
善光寺大本願の京都別院 |
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