浄光寺(京都)
浄光寺(じょうこうじ)は
京都市上京区にある
浄土宗の寺院である。
石像寺の北、西陣の
千本通から寺之内通を
東に入ってすぐの所にある。
参考→石像寺
創建は定かでないが
慶長年間(1596~1614年)
愚公栄山上人により
開創されたとも伝える。
文人画家の池大雅
(いけのたいが)の墓があり
通称「大雅寺」とも呼ばれる。
門前に「池大雅墳墓道」
という石標が立つ。
池大雅は柳沢淇園や
祇園南海に絵を学ぶ。
一方、中国の画譜など
により独学で南画を研究。
中国風の文人画を超えた
独自の洒脱な画風で知られる。
祇園の御茶屋の娘と結婚。
妻の町も玉瀾と号した画家・歌人。
代表作に与謝蕪村と共作した
「十便十宜図」(国宝)や萬福寺
の東方丈障壁画などがある。
54才で歿し遺言により
当寺に葬られたという。
所在地 |
京都市上京区寺之内通千本東入
新猪熊町421-2 |
宗派 |
浄土宗 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
開基 |
愚公栄山上人 |
通称 |
大雅寺 |
備考 |
京の通称寺霊場2番 |
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