石像寺(京都)
石像寺(しゃくぞうじ)は
京都市上京区にある浄土宗の寺院。
西陣の東、千本通にあり
釘抜地蔵(くぎぬきじぞう)
という通称名で知られる。
寺伝によると、819年
(弘仁10年)空海により
創建されたと伝える。
本尊の地蔵菩薩は
遣唐使として渡った
空海が唐から持ち帰った
石を刻んだとされている。
地蔵は苦しみを抜き取る
苦抜(くぬき)がなまって
釘抜地蔵になったと云われる。
また、手の病に苦しむ
豪商から2本の釘を抜いて
救うという霊験譚もある。
本堂の外壁には
八寸釘と釘抜きを貼り付けた
絵馬が多数奉納されている。
本堂裏手の小堂には
石像弥陀三尊像が祀られている。
高さ1.2mの中尊の脇侍に
観音菩薩像、勢至菩薩が立ち
花崗岩製で重要文化財である。
境内には大師が掘ったという
井戸や藤原定家などの供養塔がある。
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本堂 |
所在地 |
京都市上京区千本上立売上ル花車町503 |
山号 |
家隆山 |
宗派 |
浄土宗 |
本尊 |
地蔵菩薩 |
創建年 |
(伝)・819年(弘仁10年) |
開基 |
(伝)空海 |
備考 |
釘抜地蔵 |
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