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転法輪寺(京都)


転法輪寺 山門(鐘楼門)


 転法輪寺(てんぽうりんじ)は
京都市右京区にある
浄土宗知恩院派の寺院である。

 仁和寺の北東にあり、通称
「関通さん」とも呼ばれる。
  参考→仁和寺

 1758年(宝暦8年)
関通(かんつう)上人が
北野下ノ森に創建したのが
始まりと云われる。

 上人は尾張国生まれ
江戸・増上寺で修業後
帰路、箱根の関所を通る。

 そこで、本願念仏の
手形があれば人間界の苦悩の
関所を脱出できると悟る。

 以来、「関通」を自身の名
としたと云われる。流儀は
関通流と呼ばれ、門流の
仏具(五具足)を関通型という。

 中国風の山門(鐘楼門)
の上段の釣り鐘は桜町天皇の
菩提のために造られた名鐘。

 本堂には7.2m、本尊の
阿弥陀如来座像を安置する。

 本尊の真後ろに子供の姿で
裸の阿弥陀如来像が祀られている。
像高90cm、賢問子作、裸のまま
であることが全国的に珍しい。


転法輪寺 本堂


所在地 京都市右京区龍安寺山田町2
山号 獅子吼山
宗派 浄土宗知恩院派
本尊 阿弥陀如来座像
創建年 1758年(宝暦8年)
開基 関通上人
備考 裸形阿弥陀如来像



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