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長泉寺(京都)


長泉寺 山門


 長泉寺(ちょうせんじ)は
京都市右京区にある
浄土宗の寺院である。

 仁和寺の近く、双ヶ岡の
東麓にある。この地はかつて
仁和寺の寺領だったという。
  参考→仁和寺

 吉田兼好(兼好法師)
ゆかりの寺として知られる。
山門手前に「兼好法師
旧跡」の石碑が立つ。

 創建は定かでないが
秀吉の朝鮮出兵の際、日本に
連れてこられた高麗の人が
開創したとも云われる。

 吉田兼好は吉田神社
神職の家に生まれ、27歳で
出家、鎌倉から南北朝時代の
随筆家・歌人である。

 特に「徒然草」は
清少納言の「枕草子」
鴨長明の「方丈記」とともに
日本の三大随筆とされる。

 晩年は双ヶ岡に草庵を
結び、伊賀国で歿したが
兼好の遺志により双ヶ岡
西麓辺りに葬られたという。

 江戸中期に長泉寺境内に
墓が移され、兼好の墓と
伝わる「兼好塚」がある。


長泉寺 境内


所在地 京都市右京区御室岡の裾町44
宗派 浄土宗
本尊 阿弥陀如来
備考 吉田兼好ゆかり寺



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