TOP
善願寺(京都)


善願寺 山門


 善願寺(ぜんがんじ)は
京都市伏見区にある
天台宗の寺院である。

 醍醐寺の南西、
旧奈良街道沿いにある。
  参考→醍醐寺

 寺伝によれば、
聖武天皇の頃(730年頃)
光明皇后の発願により
行基が建立したと伝える。

 その後、荒廃するが
長保年間(999-1004)、
恵心僧都源信により
現在地に再興されたという。

 坂本の聖衆来迎寺(大津市)
の末寺となり天台宗に所属。

 本尊の地蔵菩薩坐像は
像高268.2cmの丈六像。
桧材の寄木造、平安時代
後期の作とされる。

 腹部に腹帯を巻き
「腹帯地蔵」で親しまれ
安産祈願の信仰を集める。

 平清盛の五男・重衡
の夫人「佐の局」の安産を
祈願して七条仏所の仏師
により作られたと伝わる。

 「榧の木不動尊像」は
榧の生の立木に仏師・西村
公朝が彫ったものという。


善願寺 本堂


所在地 京都市伏見区醍醐南里町33
山号 誓弘山
宗派 天台宗
本尊 地蔵菩薩
開基 (伝)行基
通称 腹帯地蔵
備考 榧の木不動尊



TOP