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一言寺(京都)


一言寺 山門


 一言寺(いちごんじ)は
京都市伏見区醍醐にある
真言宗の寺院である。

 正式には金剛王院という。
醍醐寺の塔頭で真言宗
醍醐派の別格本山である
  参考→醍醐寺

 一言だけ念じれば
叶うという言い伝えから
通称名「一言寺」で親しまれる。

 本堂軒下に「ただたのめ 
仏にうそは なきものぞ 
二言といわぬ 一言寺かな」
という御詠歌の額を掲げる。

 創建は定かでないが
藤原通憲(信西)の娘で
建礼門院に仕えた阿波内侍
による開基と伝えられる。

 山門下石段左側手前に
「一言寺観音」石標が立つ。

 山門から振り返ると桃山丘陵と
小栗栖の里が一望できる。

 本堂は内陣の中にさらに
土蔵造りの奥内陣があり
厨子内に本尊・千手観音を祀る。
「一言寺観音」と呼ばれる。

 阿波内侍の念持仏という。
秘仏で33年毎に開帳される。
本堂には阿波内侍坐像も安置する。


一言寺 本堂


所在地 京都市伏見区醍醐一言寺裏町21
宗派 真言宗醍醐派
寺格 別格本山
本尊 千手観音
開基 (伝)阿波内侍
備考 醍醐寺塔頭



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