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法金剛院(京都)


中門


 法金剛院(ほうこんごういん)は
京都市右京区花園にある
律宗の寺院である。

 妙心寺の南、双ヶ丘
(ならびがおか)の東麓にある。
  参考→妙心寺

 平安初期の右大臣・
清原夏野の山荘が起源で
文徳天皇の発願で伽藍を建立、
天安寺と称したとされる。

 その後、荒廃するが
1130年(大治5年)
待賢門院により復興され
法金剛院と名付けたという。

 待賢門院は美貌で知られ
鳥羽天皇中宮である。また
崇徳・後白河天皇の母でもある。

 表門の左手に「文徳天皇
御旧跡 律宗別格本山
法金剛院」の石柱が建つ。

 池泉回遊式浄土庭園は
極楽浄土を表し「青女の滝」は
平安時代の遺構と云われる。
国の特別名勝である。

 仏殿には本尊・阿弥陀如来
坐像を祀る。十一面観音坐像、
僧形文殊菩薩坐像、地蔵菩薩立像
なども安置されている。

 蓮の花で知られ、通称
「蓮の寺」とも呼ばれる。
京都十三仏霊場10番でもある。


礼堂


所在地 京都市右京区花園扇野町49
山号 五位山
宗派 律宗
本尊 阿弥陀如来
復興年 1130年(大治5年)
復興 待賢門院
通称 蓮の寺
備考 京都十三仏霊場10番



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